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2017年8月13日(日)

沖縄は負けない

県民大会

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 12日に開かれた「翁長知事を支え、辺野古に新基地を造らせない県民大会」では、来年1月28日告示の次期市長選を控える稲嶺市長が「肝心要の名護市ががんばらないと」と力強く決意表明すると、会場から大きな拍手が。さらに翁長雄志知事の「みなさん、まけてはいけませんよ」との訴えに大歓声が起きました。


翁長知事の決意表明

写真

(写真)「辺野古に新基地を造らせない」とアピールする県民大会の参加者=12日、那覇市

 昨年12月に名護市安部区にオスプレイが墜落し、その6日後には原因究明されないまま飛行が再開されました。この1週間前には普天間基地所属のオスプレイがオーストラリアで墜落しました。憤慨に堪えません。米軍が運用上必要と言えば(日本政府は)すぐ引きさがる、これでは私は日本の独立は神話だと言わざるをえない。

 オスプレイの配備撤回、辺野古新基地建設反対、普天間基地の閉鎖・撤去の一連の選挙で示され続けた県民の主張はいささかも揺るぎもない正当な権利であります。

 7月、沖縄県は国を相手に岩礁破砕等行為の差し止めを求める訴訟を起こしました。新基地建設に当たっては、岩礁破砕等許可などさまざまな行政手続きが必要で、これらは一つひとつ法令に基づき厳正にチェックしていかなければなりません。

 国は法令をすり抜けることに心血を注いで、強行に新基地建設を推し進めています。この状況は、必ず埋め立て承認の撤回につながってまいります。あらゆる情報を判断して撤回の時期について、私の責任で決断を致します。私は、辺野古新基地を造ることは絶対にできないと確信を致しております。

 元防衛大臣は新基地が建設されても、固定翼機緊急発着のための民間空港使用が改善されなければ普天間基地が返還されないと、国会で明確に答弁しました。総理と前知事が約束した5年以内の運用停止は空手形であり、話くわっちー(話のごちそう)だったということです。

 米軍統治下時代、苛烈を極めた米軍との自治権獲得闘争を粘り強くたたかってきた沖縄県民は日米両政府が辺野古新基地を断念するまでたたかい抜くものと固く信じております。

 グスーヨー、マキテーナイビランドー(みなさん、負けてはいけませんよ)。

地元・名護 踏ん張る

稲嶺進市長

 辺野古押し付けの安倍政権圧政に負けないと集まったみなさん。辺野古の海にも陸にも新しい基地はつくらせない、この思いで翁長知事を支え、多くのみなさんの支持・支援をいただきながら踏ん張っております名護市長・稲嶺です。

 翁長知事はあらゆる手段で辺野古新基地を止めると、政府に対してがんばっている。それを支え、前進させるのは県民一人ひとりの力と、その結束です。

 オスプレイについては、昨年12月に名護市安部に墜落し、先日、オーストラリアで墜落をしました。小野寺防衛相は国内での運航を自粛するよう求めたと発表がありましたが、直後には、菅官房長官が条件付きだという。安倍内閣のあたふたが表れています。

 翁長知事を支えるうえで、肝心要である地元・名護市ががんばらないことには、皆さんの期待にこたえることができない。知事を支える体制をこれからもみんなの力で構築し、要求を実現させましょう。

決意に胸打ち震える

総がかり行動実行委共同代表 福山真劫さん

 沖縄のみなさん方の怒りとたたかいへの決意に胸がうち震えています。

 安倍政権の憲法を破壊しながら戦争する国、軍事大国への暴走はまだ止まっていません。沖縄・辺野古への基地建設強行、戦争法と共謀罪の強行、福島の切り捨て、原発再稼働。核兵器禁止条約への不参加。そして、憲法9条改定、改悪へ。こんな安倍政権、絶対に許せません。

 私たちは、オール沖縄会議に多くのものを学び、連帯してたたかう総がかり行動をつくりあげました。沖縄との関係では170万の署名を集めました。6月10日には、1万8000人で国会を包囲しました。10月にも大行動を予定しています。全国で東京で、私たちも全力で頑張ります。


参加した共産党国会議員

 県民大会には、日本共産党の笠井亮、赤嶺政賢、田村貴昭、真島省三各衆院議員、井上哲士、仁比聡平両参院議員が参加しました。


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