「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2017年8月9日(水)

核兵器廃絶へ討論多彩

原水爆禁止世界大会 フォーラム・分科会

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)核兵器禁止条約についての質疑応答が続いたフォーラム「政府とNGOの対話」=8日、長崎市

 原水爆禁止2017年世界大会・長崎は8日、長崎市内各地で、核兵器禁止条約実現のもとでの運動、憲法9条、被爆体験の継承・実相の普及、沖縄との連帯など多彩なテーマで、分科会や国際交流フォーラム、特別集会、階層別・分野別交流会を行いました。

 「核兵器禁止条約実現―政府とNGOの対話」が主題の国際交流フォーラムには、国連での禁止条約交渉をリードしたオーストリアから外務省軍縮軍備管理不拡散局のマルチン・クリューガー次長が参加。東西冷戦時代の境界に位置していたオーストリアは対人地雷、クラスター爆弾禁止に取り組んできたと強調し、核兵器禁止条約の画期的な特徴を報告。「核兵器のない世界に向けてすべての国が議論する必要があります」と訴えると、約300人の聴衆は大きな拍手で応えました。

 米ピースアクションのジム・アンダーソン・ニューヨーク州会長は、核兵器も戦争もない世界を達成する政治に変えるプロセスは、選挙での投票と、集会・言論の自由を守り行動することだと述べました。

 「メディアが核兵器禁止条約のことをまともに報じていない」との質問に、英核軍縮キャンペーン(CND)のハンナ・トゥエッデル副議長は「イギリスでも同様で、1紙か2紙が少し報じただけ。SNSで広げ、街頭でビラをバス停などで大量に配った」と紹介しました。

 原水爆禁止日本協議会の高草木博代表理事は、「被爆国の国民として大きな責任がある。被爆の実相を世界にも日本の国民にも知らせ、核兵器廃絶の先頭にたつ政府に変えなくてはならない」と呼びかけると、大きな拍手に包まれました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって