2017年8月8日(火)
核兵器禁止条約を歓迎
ASEAN外相会議が共同声明
【マニラ=井上歩】東南アジア諸国連合(ASEAN)は6日夜、フィリピン・マニラで開いた外相会議で共同声明を発表し、国連会議での核兵器禁止条約の採択について、「核兵器のない東南アジアと世界という共通の目標に向けて重要な貢献となる」と歓迎の意を表明しました。
10カ国外相は、禁止条約採択を「東南アジア非核地帯条約と相まって、全地球的な核軍縮に向けた非常に重要な一歩だ」と評価。「不拡散条約とその他の世界の核兵器関連条約を補完する」意義があるとも指摘しました。
ASEANは、東南アジア非核地帯条約の議定書に核保有5カ国の加入を推進。英仏ロが提出した留保事項をめぐり協議を続けています。