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2017年8月7日(月)

オスプレイ 豪沖墜落

普天間基地所属機で2件目

3人不明 捜索打ち切り

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図

 オーストラリア東部クイーンズランド州・ロックハンプトン沖合のショールウォーター・ベイ訓練区域で5日午後4時(日本時間同日午後3時)ごろ、米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のMV22オスプレイ1機が墜落しました。

 在沖縄米海兵隊司令部によれば、乗組員23人が救助されたものの、3人が行方不明になり、6日午前3時(同2時)に捜索を打ち切りました。米海兵隊はすでに行方不明者の近親者に通知。死亡が認定され、氏名が公表される見通しです。米軍は豪州軍とともに機体回収・引き揚げ作業に移行しましたが、完了には数カ月かかる見通しです。事故原因は「調査中」としています。

 沖縄所属のオスプレイの事故は昨年12月、名護市安部の浅瀬に墜落して以来2件目。日米両政府は「不時着水」だとしてただちに飛行再開を強行しましたが、相次ぐ墜落で、オスプレイ撤去を求める声はいっそう高まることになります。同機は開発段階から重大事故が相次ぎ、乗組員40人以上が死亡していますが、死亡が認定されれば普天間所属機で初めてとなります。

 墜落したオスプレイは普天間基地の第265海兵中型ティルトローター飛行隊所属。在沖縄海兵隊の主力である第31海兵遠征隊(31MEU)の一員として、7月下旬まで行われていた米豪共同演習タリスマン・セーバーに参加した後、訓練を継続していました。在沖縄海兵隊によれば、事故機は米海軍佐世保基地(長崎県佐世保市)所属の強襲揚陸艦ボノム・リシャールの甲板を離陸し、海上を飛行していました。

 米海兵隊は現時点で「事故」としていますが、米軍準機関紙「星条旗」電子版は「墜落」と報じています。 (関連記事)


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