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2017年8月5日(土)

“代えるべきは首相”

BSフジ番組 山下副委員長が指摘

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 日本共産党の山下芳生副委員長は3日夜のBSフジ番組「プライムニュース」で、同日発足の第3次安倍再々改造内閣について、「“代えるべきは安倍さんでしょう内閣”だ」と述べました。

 改造後の記者会見で安倍晋三首相が、「森友」「加計」疑惑や南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の「日報」問題で「深い反省」「おわび」を表明したことに、自民党の片山さつき政調会長代理は、「反省と責任感が伝わってきた」などと語りました。

 山下氏は、「個々の政策や大臣の問題もあるが、最大の問題は安倍総理本人だ」と指摘。「森友」「加計」疑惑では「お友だち」のための国政私物化が問題となり、「共謀罪」法の強行に加え、憲法9条改憲を狙い、東京都議選中に「こんな人たちに負けるわけにいかない」と異論や批判を敵視した姿勢に、「顔も見たくない」という嫌悪感が広がったと指摘。首都・東京で厳しい審判が出た以上、「この政治を続けていいのかが問われる。解散・総選挙で国民に信を問うべきだ」と求めました。

 また、「日報」問題も特別防衛監察ではまったく解決されておらず、隠蔽(いんぺい)への関与の疑惑がもたれている稲田朋美前防衛相の国会出席を拒否するなら、頭を下げた首相が「うそを重ねることになる」と述べました。

 林芳正文部科学相が就任会見で、「加計」疑惑再調査の考えはないと述べたことに、山下氏は「もうはっきりした。疑惑隠し大臣だ」と指摘。前川喜平前文科次官の勇気ある告発を「信頼低下の一因だ」と誹謗した林氏の発言に、「逆だ。行政をゆがめて信頼低下をさせたのは首相官邸だ」と批判。疑惑の中心人物・萩生田光一氏を官房副長官から自民党幹事長代行に“栄転”させたのは「まったく反省していない証拠だ」と述べました。

 民進党の大塚耕平政調会長代理も山下氏に「共感する」として、状況証拠があるのに新閣僚が再調査しないなら改造に意味はなく、「期待はずれかもしれない」と語りました。


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