2017年8月4日(金)
新基地反対 諦めない
沖縄・辺野古ゲート前 ぞくぞく結集
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沖縄県名護市の新辺野古基地建設に反対する市民らは3日、米軍キャンプ・シュワブゲート前で炎天下、長時間にわたり座り込みを行いました。海上では、台風対策でフロートを引き揚げる準備が進められています。
午前10時にはゲート前に約100人が結集。その後もさらに増えました。沖縄平和市民連絡会の北上田毅(きたうえだ・つよし)さんがマイクを握り、情報公開請求で1日入手した資料から、これまで進められてきたK9護岸工事が、「本体工事」ではなく「仮設工事」にすぎないことが判明した、と語りました。
K9護岸工事は、本来なら基礎となる捨て石の両側に被覆ブロックを置き、海側に波消しブロックを置くことになっています。しかし、今回の工事では捨て石の両側に根固め用袋材を置き、両側に波消しブロックを置いています。
北上田さんは「台風シーズンが終わると根固め用袋材や波消しブロックを撤去しなければならず、大変無駄な金と時間をかけたことになる」と指摘。「工事に必要な大量の石材が搬入されておらず、工事用仮設道路ができていない。それでも大浦湾に石材投入を始めた。“護岸本体工事が始まったからどうしようもない”と、あきらめさせたかったのだろう」と分析しました。
また、アメリカで大浦湾の環境を守るために訴訟を行っている「ジュゴン訴訟」弁護団の吉岡良治弁護士もスピーチ。「辺野古での県警の暴力を見過ごすことはできないと調査に来た。調査結果を、世界に発信したい」と語りました。