2017年8月3日(木)
九州北部豪雨被害
商工会議所などから聞く
大分・日田 真島議員が訪問
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日本共産党の真島省三衆院議員は2日、九州北部豪雨の被災から間もなく1カ月となる大分県日田市を訪れ、商工会議所、観光・旅館業関係者から被災の影響、復旧復興の課題などを聞きました。
商工会議所では十時(ととき)康裕会頭と懇談しました。十時会頭は、事業所や商品が水に漬かるなどの被害が2億円を超えることや、道路復旧まで営業や販売ができない事業者の深刻な実態を述べ、「補助金は即効性が大事。資金繰り援助など直接支援や風評被害対策をお願いしたい」と述べました。
真島氏は「被災した商店、事業者への支援は暮らしと生業(なりわい)、地域経済の再建に欠かせない課題です。事業をあきらめる方が出ないよう国に支援を求めていきたい。ともに声を上げて頑張りましょう」と激励し、握手を交わしました。
市観光協会では、ほとんどの観光施設が営業を再開して宿泊キャンセルは減ったものの、JRなど公共交通機関が寸断された影響で風評被害が広がり、「予約が伸びない」実態などが出されました。
木下周事務局長は「JRや小鹿田(おんた)焼の里などの早期復旧と併せ、地元経済を支える観光業を元気づける支援策を国、県に求めたい」と要望。亀山亭(きざんてい)ホテルのおかみ、諌山知代美さんは「夏の風物詩、鵜(う)飼いを見ていただくため屋形船を出して頑張っている。一人でも多くの方に足を運んでいただくことで支援してほしい」と訴えました。
真島議員は日田木材協同組合や被災した事業者らも訪ね、要望を聞きました。