2017年7月27日(木)
政府 工事手詰まり
沖縄新基地護岸工事強行3カ月
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沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設で、防衛省沖縄防衛局が県から岩礁破砕許可を得ないまま4月25日に護岸工事に着工してから3カ月が経過しました。
さらに着手狙う
このうち、最初に着手した埋め立て予定地北端のK9護岸(写真上)は砕石が積まれ、海岸から約100メートルまで伸びています。防衛局は、さらに2カ所の護岸着手で準備を進めているとみられます。西側のK1護岸(写真下)では、海岸で砕石が積まれていることが確認されており、辺野古崎近くのN5護岸の着工へ向けてクレーンで砕石が移動されるなど準備を進めています。
一方、キャンプ・シュワブの工事用ゲートからは、連日のべ数十台から100台の車両が資機材搬入のため進入しており、これを阻止しようとする座り込みの市民らのたたかいが続いています。
ただ、K9護岸は、現在の長さまで伸びて以降は大きな進展がありません。この先は水深が急に大きくなるため、難工事になるとみられています。
工事に詳しい平和市民連絡会の北上田毅さんは「防衛局は複数の工事に着手しているが、どれも中途半端な状態。手当たりしだい、できるところまでやって県民をあきらめさせるのが狙いではないか。工事が思うように進まず、追い詰められているのは防衛局の方だ」と指摘します。
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