2017年7月26日(水)
青い海守れ カヌーで抗議
辺野古護岸工事3カ月
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沖縄防衛局が名護市辺野古の護岸工事を始めて3カ月の25日、市民たちがK1護岸の予定海域に抗議船5隻、カヌー71艇を出し、130人による「海上座り込み大行動」を行いました。「青い海は青いままに子どもらに」などと書いた横断幕を広げました。
カヌーで抗議した糸満市の女性(53)は「海にたくさん人が集まったからでしょう。きょうはK1の海上作業が休み、海上保安庁もおとなしくしていました。私たちの思いを酌んで裁判を起こして立ち向かう翁長雄志知事を、県民みんなで支えたい」と語りました。
同日午後、海上行動に連帯する集会も辺野古の浜で、200人の参加(主催者発表)で行われました。天候悪化で午後の海上行動が取りやめになり、砂浜にはカラフルなカヌーが並べられました。
ヘリ基地反対協の安次富浩共同代表は「知事の新たなたたかいが始まった翌日に大きな海上行動ができた」と参加者に感謝し、県民と名護市長、知事が裁判闘争も含めて持っている権限を行使することが、安倍政権の強行を押し返していると強調しました。
抗議船船長の一人、北上田毅さんは、海上工事の現局面を詳しく報告。「今が決定的に重要な段階だ。海とゲート前が一体となって工事を止めていこう」と訴えました。