2017年7月25日(火)
臨時国会早期開会を
小池氏会見 前川・和泉氏証人喚問必要
小池書記局長は24日の記者会見で、加計学園問題などが審議された同日の衆院予算委員会閉会中審査の受け止めを問われ、「安倍首相は丁寧に説明すると言ったが、今までのように声を荒らげるようなことがなかっただけで、答弁の中身は今までの説明と何も変わらなかった。国民への説明責任を果たしたことには全くならない」と批判しました。
小池氏は、獣医学部新設に安倍晋三首相の意向が働いたか否かという疑惑の根本に関して、首相補佐官や内閣府からの圧力により「総理の意向」を感じたと証言する前川喜平文科省前事務次官の答弁と、和泉洋人首相補佐官の答弁が食い違っていたと指摘。矛盾をただすために、前川、和泉両氏の証人喚問が必要だと述べました。
さらに、首相の妻の安倍昭恵氏、加計学園の加計孝太郎理事長の証人喚問、日本獣医師会関係者の国会招致も主張しました。
小池氏は、加計学園・森友学園問題に加え、稲田朋美防衛相の関与疑惑が浮上している陸上自衛隊南スーダン国連平和維持活動(PKO)派兵部隊の日報をめぐる隠ぺい問題、九州はじめ各地の豪雨災害への対応、日欧経済連携協定(EPA)、日銀の物価上昇目標先送りを挙げ、「大問題が山のように出てきている。直ちに臨時国会を開くべきだ」として、野党4党が憲法53条に基づき要求している臨時国会の早期開会を重ねて主張しました。