2017年7月24日(月)
大和堆での操業、安全に
藤野議員、石川県漁協と懇談
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日本共産党の藤野保史衆院議員は22日、日本の排他的経済水域(EEZ)内の好漁場「大和堆」(やまとたい)に北朝鮮籍とみられる不審船が多数出没して違法操業を繰り返し、日本のイカ釣り船が近づけない問題で石川県漁業協同組合、能登町の小木支所や能登町役場に出向き、状況を聞き懇談しました。
佐藤正幸県議、鈴木こうた衆院3区予定候補らが同行しました。
金沢市の県漁業協同組合の田渕一茂専務理事らは、大和堆の漁場で違法操業している船の写真を示しながら、「昨年来、政府などに要望してきたがようやく最近海上保安庁の対応が始まったばかりで目に見えた解決になっていない。『危ないので漁に行かないでほしい』と家族に言われても、生活のため行かざるをえない」と話しました。
小木支所では、山下久弥運営委員長らが、大和堆で操業ができなく漁獲量が例年より2割減っていることや、不審船が網を使って根こそぎ操業している例もあり水産資源の枯渇が心配などと被害の深刻さを訴えました。
能登町役場では農林水産課の桶間実課長らが、「安全に操業できるように海上保安庁が対応してほしい。漁場が実効支配されている。国政の優先課題として取り組んでほしい」と述べました。
藤野議員は、「違法操業が漁業者や水産加工者に大きな影響を与えていることがよく分かった。資源の確保の観点から見れば日本だけでなく韓国などとも連携した取り組みが必要ではないか。党派の違いを超えて取り組まなければならない問題だ」と応じました。