2017年7月23日(日)
安倍政権打倒へ 各地で党演説会
福島・白河
田村副委員長
福島県の日本共産党県南地区委員会は田村智子副委員長・参院議員を迎えた党演説会を22日、白河市で開きました。
田村氏は、加計・森友学園疑惑での自らの国会論戦などにふれながら、「今の安倍政権には我慢がならないという声を広げよう」と強調。「日本共産党は『3・11』以後、手探りで共同を進め、時代を切り開いてきた。その原点は福島にある。市民と野党共闘を強め、ごいっしょに安倍政権を退陣に追い込みましょう」と訴えると、大きな拍手が湧き起こりました。
田村氏は北朝鮮のミサイル問題に触れ「被爆国の日本が率先してものを言わないでどうするのか。北東アジアで非核化を進められる政府をつくっていこうではありませんか』と訴えると、「頑張れー」の声が上がりました。
ふなやま由美・衆院東北比例予定候補は「人権と平和と一人ひとりが輝いていける日本をつくっていくため、政治を変え、新しい歴史の扉を開いていこう」と訴えました。
橋本けんじ衆院3区予定候補、ふるかわ芳憲同4区予定候補が決意を述べました。
参加した男性(41)は「話し全体が面白く、展望が広がった。共産党が加わる政権を期待したい」と話しました。
岐阜・多治見、海津
市田副委員長
岐阜県の日本共産党は22日、市田忠義副委員長を迎え、多治見市と海津市で演説会を開きました。両市で市田副委員長が訴えるのは初めて。安倍政権の崩れが全国で起きる中、「総選挙へ向け安倍政権打倒のたたかいを全国で起こし、自民党政治を終わらせよう」の訴えに参加者は大きな拍手で応えました。
党県委員会と東濃西、恵那両地区共催の多治見市の演説会には、大学名誉教授や病院長、地域で共闘を進める市民から応援やメッセージが寄せられました。
中野たけし衆院東海比例予定候補は「市民と野党の共闘、日本共産党の躍進で人間らしく働ける社会をつくろう」と力を込め、おぜき祥子衆院岐阜5区予定候補が訴えました。
市田氏は、都議選での党躍進の意義など縦横に語り「野党と市民の共闘を最大のスピードでつくり解散へ追い込もう。安倍政権を倒し国民の声が生きる政治をご一緒につくろう」と訴えました。
安倍政権が狙う憲法9条改悪を批判し、戦時中4人の子どもを亡くした母の無念に触れた市田氏。「母の怒りは全ての母たちに共通の思いではないか。その思いが凝縮されてできた憲法9条を変えさせるわけにいかない。党をつくって95年、命がけで反戦平和を貫いた共産党躍進で改憲勢力に審判を下そう」と呼びかけました。
参加した多治見市の女性(35)は「3人の子どもがいます。市田さんのお母さんの話に涙が出そうでした。憲法9条は絶対に守りたい。総選挙で政治を変えるため周りの友達にも語っていきたい」と話しました。
滋賀・東近江
穀田衆院議員
滋賀県の日本共産党湖東地区委員会は21日、穀田恵二衆院議員・党国会対策委員長(衆院近畿比例・京都1区予定候補)を迎えた演説会を東近江市で開きました。
穀田氏は、東京都議選について「市民と野党の共闘で政治を動かそうということを真剣に追求している日本共産党に、批判の“受け皿”としての支持が広がった」と党躍進の意義を強調。市民と野党の共闘発展の足跡をふり返りつつ、安倍政権を打倒するためにさらに頑張ろうと呼びかけました。また、「日本共産党が大きくなるかどうかが日本の政治を変えるスピードを左右する」と力説。総選挙で躍進するために「もう一回り大きくしてほしい」と訴えました。
西沢こういち衆院滋賀4区予定候補が決意を表明。10月22日投票の甲賀(こうか)、湖南、東近江各市議選予定候補が紹介されました。「市民が考える庁舎の会」の小西理代表(元自民党衆院議員)、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民の会しが」の西村静恵副代表、「安保法制の廃止を求める湖東の会」の平尾弥一代表が連帯のあいさつを行いました。
愛媛・大洲
清水衆院議員
愛媛県の日本共産党大洲(おおず)市委員会は22日、清水忠史衆院議員を招いた演説会を市内で開きました。会場の半数以上は党外の参加者。清水氏の軽快なトークで笑いに包まれ、「そうだ」の声援も上がりました。
清水氏は、東京都議選での自民党惨敗の要因に、安倍首相の改憲発言への強い拒否反応があったと指摘。「憲法は安倍家の家訓ではありません。総理大臣が『変える』というのはまさに立憲主義の否定です」と批判し、総選挙での野党共闘の成功と共産党躍進で平和憲法を守ろう、と訴えました。
白川よう子衆院四国比例予定候補は、野党と市民の共闘が実現した昨年の参院選や都議選、那覇市議選での党躍進にふれ「(情勢は)この1年で大きく変わった。党創立100周年を迎える5年後は、どんな世の中になっているでしょうか」と問いかけ、四国の議席を奪還し、ともに100周年を迎えようと入党を呼びかけました。
西井直人衆院愛媛4区予定候補と8月27日告示の大洲市議選に挑む梅木かづこ市議が訴えました。
家族を連れて参加した市内の男性(40)は「とても分かりやすい話で、共産党の値打ちがよく分かりました」と話しました。
熊本・玉名
仁比参院議員
熊本県の日本共産党北部地区委員会は22日、仁比聡平参院議員を迎えて玉名市で演説会を開きました。松岡勝衆院九州・沖縄比例予定候補、ますだ牧子衆院熊本2区予定候補がともに訴えました。「総選挙と中間選挙での勝利を」との呼びかけに、満席の参加者は大きな拍手で応えました。
仁比議員は、国民の信頼を失った安倍政権に政策を進めさせるわけにはいかないと述べ、安倍政治を終わらせ国民の声で政治をつくる大激動の時代が始まっているとして「総選挙で九州・沖縄から比例3議席目の松岡さんを国会に迎え入れるため、力を尽くしたい」と語りました。
松岡予定候補は「安倍政権と正面から対決し、野党と市民の共同を支える日本共産党を大きく前進させてください。全力で頑張ります」と力を込めました。
玉名市の前田まさはる市議、長洲(ながす)町の大森ひでひさ町議が、それぞれの市議選・町議選で党の議席を守り、必ず再選を果たすと決意を語りました。
参加した男性(85)は「都議選の躍進など情勢の変化に希望が見えてきた」と語りました。79歳の女性は「共産党の頑張りは心強い」と話しました。会場では、演説を聞いた50代の女性が入党しました。