2017年7月22日(土)
ヒアリ対策を万全に
畑野議員ら 環境・国交両省聴取
|
強い毒を持つ外来種のヒアリが神奈川県横浜港本牧ふ頭のコンテナヤードで700個体以上確認された問題で、日本共産党の畑野君枝衆院議員は20日、環境、国土交通両省から調査状況や対策について説明を聴取し、万全の対応を求めました。岡崎ゆたか衆院南関東比例候補(神奈川13区重複)が同席しました。
「特定外来生物」に指定されているヒアリは、刺されると、やけどのような激しい痛みが生じ、重度の即時型アレルギー反応「アナフィラキシー」を起こし、処置が遅れると死に至ることもあるとされています。18日までに、神戸港、名古屋港、大阪港、東京港、横浜港など全国8カ所で生息が確認されています。
環境省の呼びかけで3日には財務、厚生労働、農林水産、国交の各省が、11日には総務省消防庁、文部科学省も加えて関係省庁連絡会議を開催してきました。畑野氏らに環境、国交両省は、関係自治体などの協力を得ながら、ヒアリの生息が確認された8カ所では調査や防除などを確認地点周辺2キロメートルまで拡大して実施し、さらに、全国68港湾、29空港で対策を行う予定だと説明しました。
畑野氏らは、ヒアリが港湾から市街地に定着し、港湾関係者や周辺住民に被害が出ることがないよう、徹底した調査と防除などの対策に万全を期すよう求めました。