2017年7月21日(金)
衆院閉会中審査
和泉氏ら招致で合意
首相出席 24日に開催 理事懇談会
安倍晋三首相出席の閉会中審査をめぐって衆院予算委員会の理事懇談会が20日、開かれ、「安倍内閣の基本姿勢(国家戦略特区等)」をテーマとした集中審議を24日に5時間行うことを決めました。
質問時間の配分については「与党3割、野党7割」で合意。予算委の慣例は「与党2割、野党8割」となっており、野党側は今回の対応を前例としないことを与党側に約束させました。
参考人については、加計学園の獣医学部新設問題をめぐって「総理のご意向」文書の存在などを証言した前川喜平前文部科学事務次官と、「総理は自分の口からは言えないから私が代わって言う」と働きかけたと前川氏が証言する和泉洋人首相補佐官や、藤原豊前内閣府審議官の招致でも一致しました。
日本共産党と民進党は3氏に加えて加計孝太郎加計学園理事長や萩生田光一官房副長官らの参考人招致と証人喚問を要求。さらに、加計学園が国家戦略特区での獣医学部設置を認可される前に山本幸三地方創生担当相が日本獣医師会幹部らに設置方針を伝えていたと報じられた問題で、面会した蔵内勇夫・同会会長らの出席を求めました。
日本共産党の塩川鉄也議員はさらに、稲田朋美防衛相の関与が疑われる南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊日報隠ぺい問題で特別防衛監察の結果報告を求めました。
21日も理事懇を開き、引き続き協議することになりました。