2017年7月20日(木)
医療・介護分野で最賃提起
日本医労連の定期大会始まる
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日本医療労働組合連合会(日本医労連)の第67回定期大会が19日、静岡県伊東市で始まりました。
あいさつした中野千香子委員長は、結成60周年の記念すべき大会を9年連続の増勢、過去最高の組合員数で迎えたことを報告し「要求実現や社会保障を充実させる力になる」と述べ、さらなる前進を呼びかけました。
自民党の都議選での大敗や安倍政権の支持率低下にふれ「浮上させず安倍政権を退陣に追い込もう」と強調。「共謀罪」法の廃止や憲法9条改悪を許さないたたかいや、医療・介護の切り捨てを許さない国民的な共同を呼びかけました。
安倍政権が医療分野の働き方について、医師や看護師の増員は行わず、業務の掛け持ちなどを進めていることを批判。増員や労働条件の改善こそ必要だと強調し、労働条件を改善するたたかいを国民とともに広げようと呼びかけました。
三浦宜子書記長が運動方針を提案。全国一律の最賃制度実現をめざすとともに、医療・介護の産別最賃の新設に向けた国民的たたかいを提起しました。
夜勤交代制労働の実効ある規制や大幅増員の取り組み、社会保障拡充をめざす職場・地域での運動、憲法改悪に反対する請願署名、戦争協力しない労使共同宣言・労使協定を広げることを強調しました。
大会1日目終了後、60周年記念レセプションを開催。日本共産党の穀田恵二、堀内照文の両衆院議員が参加しました。