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2017年7月19日(水)

韓国、南北軍事会談を提案

赤十字も 対話の働きかけ本格化

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 韓国国防省は17日、軍事境界線付近での緊張緩和に向け、北朝鮮に対し、軍事当局者会談を21日に板門店の北側地域で行うことを提案しました。また大韓赤十字社は南北離散家族の再会行事の実現などのための赤十字会談を開催するよう呼びかけました。

 文在寅(ムンジェイン)大統領は今月6日にベルリンで行った演説で、南北の接触や対話の再開を目指し、休戦協定調印64周年となる27日を起点に南北が軍事境界線で緊張を高める一切の敵対行為を中止することや、人道的問題として離散家族の再会行事を進めるなどの方針を示していました。その後、韓国側が具体的な会談を北朝鮮に求めたのは初めてで、対話の働きかけを本格化させた形です。

 国防省が発表した文書によると、現在断絶している軍通信ラインを復元し、回答するよう要請しています。

 大韓赤十字社は発表文で、離散家族の対象者が高齢になっていることを指摘。「いかなる政治的考慮より、優先されるべきだ」と人道的対応を強調し、8月1日に板門店南側地域で南北赤十字会談の開催を提案しました。韓国政府によると再会を望むと申請した人のうち生存者は6万人。63%が80代以上となり、毎年約3000人が死亡しています。

 18日、国防省の報道官は記者会見で「まだ北朝鮮からの反応はない」と述べました。(栗原千鶴)


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