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2017年7月16日(日)

名護市長選 自民候補決まらず

「辺野古が背景に」県議認める

元県部長出馬辞退

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 来年1月の沖縄県名護市長選で、自民党県連名護市支部から出馬要請を受けていた元県福祉保健部長で北部地区医師会副会長の宮里達也氏(66)が15日、出馬を辞退しました。同党支部の候補者選考委員会(末松文信県議)に出席した宮里氏は文書と口頭で、家族の反対、健康上の理由から出馬をやめる考えを伝え、了承されました。

 自民党は辺野古新基地問題を争点からそらす意図で、北部市町村から要望のある「北部基幹病院設立」に着目。県議会6月定例会で末松県議を含む複数の自民党県議が取り上げ、これに呼応して宮里氏が「北部医療の現状を深く憂える」などと出馬に意欲を示しました。しかし突然の出馬辞退で、争点そらしの狙いは不発に終わりました。

 選考委立ち上げから5カ月たっても候補者が決まらないことに末松氏は「党本部も含めやってきたが決まらない。名護市長選がいかに難しい選挙かを物語っている」と発言。「難しいとは“辺野古”が原因か」と聞かれた末松氏は「そういったことが背景にある」と認めました。

 末松氏は候補者選考作業が振り出しに戻ったとの認識を示し「選考委では『議員を中心に選考してみてはどうか』との意見が多かった」と語りました。

 この問題について名護市政与党の仲村善幸市議は、同日行われた米軍キャンプ・シュワブゲート前の集会で「候補者を地元が選ぶのでなく、安倍政権によって行われていることに異常さがある」と指摘しました。


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