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2017年7月12日(水)

教員の長時間労働解消へ共同

全教と共産党国会議員団が懇談

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(写真)全教の中村委員長(左から2人目)らと懇談する(右から)吉良、大平、畑野の各議員=10日、東京都内

 日本共産党国会議員団文部科学部会の畑野君枝、大平喜信の両衆院議員、吉良よし子参院議員は10日、東京都内の全日本教職員組合(全教)本部を訪問し、大きな問題となっている教員の長時間過密労働解消にむけて懇談しました。

 全教の中村尚史委員長、米田雅幸副委員長、小畑雅子書記長らが応対しました。

 教員の深刻な長時間労働について松野博一文科大臣は6月22日、中央教育審議会(中教審)に勤務時間管理のあり方などを検討するよう諮問しています。

 中村委員長は、「子どもたちの教育にもかかわる大問題であり、何としても解決したい課題だ」と強調しました。

 小畑書記長は、文科省への要請やCEART(ILOとユネスコの合同機関)への申し立てなど全教の取り組みを報告しました。

 米田副委員長は、文科省が長時間勤務解消を第一義的な課題とせず、「教員の業務改善」に問題をわい小化していることを指摘。全教の基本要求として、定数改善や持ち授業時間数の上限設定、少人数学級の実現、勤務時間管理の制度化、部活動の抜本的見直しを掲げていることを紹介しました。

 畑野議員は、「10年ぶりの教員実態調査で労働時間がさらに伸び、深刻になっている。少人数学級の実現は必ず突破しないといけない課題だ。実態を今後の国会論戦に生かしていきたい」と話しました。


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