「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2017年7月12日(水)

きょうの潮流

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 言葉が軽い。「謙虚に」「丁寧に」としきり。意味を知っているのかな。この人は。「傲慢(ごうまん)」で「乱暴」という言葉がぴったりです▼安倍晋三首相です。批判には耳をかさず、「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と異論を封じ疑惑にはまともに答えない。都議選での歴史的大敗に「反省」を口にしたものの、改憲スケジュールは予定どおり▼言葉の軽さでこの人も負けてはいません。「一点の曇りもない」。加計学園問題をめぐり「総理のご意向」で行政がゆがめられた疑惑を全面否定しました。竹中平蔵・東洋大学教授です。国家戦略特区諮問会議の民間議員。別の顔は、大手人材派遣会社・パソナグループの会長です▼この欄で「構造改革」推進学者のことを書いたら「だれのことですか」と質問がありました。竹中氏はその代表格です。慶応大学教授時代に筆者は「あなたがいう『構造改革』ってなんですか」と聞いたことがあります。答えは明快でした。「ひとことで言えば競争社会をつくること。弱い者は去り、強い者が残るということ」▼竹中氏は小泉内閣の経済財政・金融担当相として「構造改革」を推進し格差と貧困を広げた張本人。こんどは「岩盤規制に穴」の名で安倍首相とともにお友だちや自社に利益誘導か▼「ラストチャンス」の意味を知らないふりをする人たちも。大阪市をつぶす「大阪都」構想は「1回だけ」のはずの住民投票で2年前に否決。ところが維新は“再挑戦”。懲りない面々には退場のレッドカードを。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって