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2017年7月11日(火)

沖縄・嘉手納基地司令官交代式

地元首長 抗議の欠席

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 米空軍嘉手納基地で降下訓練や駐機場の移設問題をめぐって米軍の日米合意違反が相次ぐ問題で10日、嘉手納町の當山宏町長、北谷町の野国昌春町長、沖縄市の桑江朝千夫市長、沖縄県の翁長雄志知事が、この日招待された同基地の第18航空団司令官交代式をそろって欠席し、抗議の意思を示しました。

 當山町長は「日米で合意したことを、曲解することなく守ってほしい。『町民の負担軽減なんて眼中にない』という態度をされたら黙っておくわけにいかない」と欠席の理由を語りました。

 嘉手納基地では1996年のSACO(沖縄に関する日米特別行動委員会)合意に反して降下訓練が相次ぎ、エンジン調整に伴う騒音等を解消するため20年越しで移設させたはずの旧海軍駐機場の再使用が問題になっています。

 3首長で組織する「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)は今月、初めて沖縄県知事とともに国に要請行動を行い、嘉手納基地での降下訓練と旧海軍駐機場の使用中止を求めました。翁長雄志知事は「米軍の一連の行為は、今後の嘉手納基地の使用、日本の安全保障体制に影響を与える恐れがある」と指摘しました。

 當山町長は「沖縄県知事が嘉手納基地の問題で三連協と共に国への要請に動いてくれたことを、とても心強くうれしく思います」と語りました。


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