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2017年7月9日(日)

“犠牲者に条約告げたい”

被爆者 藤森さん、サーローさんら会見

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(写真)核兵器禁止条約採択を受けて記者会見に臨むサーローさん(手前)、藤森さん(奥右から2人目)ら=7日、ニューヨークの国連本部(大串昌義撮影)

 【ニューヨーク=大串昌義】国連で核兵器禁止条約が採択されたことを受け、藤森俊希・日本原水爆被害者団体協議会事務局次長(73)と、広島で被爆したサーロー節子さん(85)=カナダ在住=は7日、国連内で記者会見しました。

 藤森さんは、「ヒバクシャ国際署名」が始まった昨年4月時点で、「1年後に条約ができるなど想像もしていなかった」と述べ、条約締結に向けた各国政府、市民社会の努力をたたえました。

 禁止条約に背を向ける日本政府の態度は、一人ひとりの市民の力で変えることができると強調。「日本の政府が反対してもへこたれない。『核兵器のない世界』をつくる日本政府ができるために努力したい」と述べました。

 サーローさんは、「私の思いを受け入れてくれたことに深い満足感でいっぱいです」と強調。原爆によって一度に命をとられた何十万の大切な人たちに「禁止条約ができるところまでこぎつけたと告げたい」と述べました。

 唯一の被爆国である日本が、核兵器保有国と非保有国との“橋渡し”役になると称して国連会議に参加しなかったことに対し、「100カ国以上の代表の発言に耳を傾けようという態度がない。どうして橋渡しができるだろうか」と批判しました。


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