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2017年7月8日(土)

「独立の精神が、平和と核廃絶のとりくみに」

志位委員長 アイルランド代表と会談

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(写真)オハロラン軍縮・不拡散副局長(左端)らアイルランド代表と志位委員長=6日、国連本部(遠藤誠二撮影)

 【ニューヨーク=遠藤誠二】ニューヨークを訪問中の志位和夫委員長は6日、核兵器禁止条約交渉の国連会議に出席しているアイルランド外務省のジャッキー・オハロラン軍縮・不拡散副局長と国連本部で会談し、同条約について意見を交わしました。

 志位氏は、「アイルランドは今回の会議に積極的に関与していますが、1950年代から核兵器廃絶を主張しています。どのような歴史的背景があるのでしょうか」と質問。

 オハロラン氏は、「アイルランドは1920年代から多国間主義を尊重し、小さな国であるがゆえ、法の順守、人道主義を尊重してきました」と語るとともに、独立闘争時代の指導者だったフランク・アイケン元外相が、核兵器廃絶、核軍縮を外交の課題にしてきたことを紹介。「彼は原爆で破壊された広島、長崎の惨状に衝撃を受け、小さい国は、紛争を平和的に解決する、核兵器の廃絶を多国間協議でやっていくことが大事だと位置づけたのです」と語りました。

 志位氏は、「大国支配からの独立の精神が、平和と核廃絶のとりくみへとつながっていったのですね。この『国連会議』でのアイルランドの活躍ぶりをみると、いまの世界は大国中心の世界でなく、国の大小にかかわらず、すべての国が国際社会の対等・平等の主人公になっていることを強く感じます」と語りました。

 両者は、核兵器禁止条約を力に、「核兵器のない世界」の実現をめざして協力していくことを話し合いました。


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