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2017年7月7日(金)

日欧EPA「大枠合意」

チーズ多くで関税撤廃

日本車関税は7年で

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 安倍晋三首相は6日、ブリュッセルで欧州連合(EU)のトゥスク大統領、ユンケル欧州委員長と首脳協議を開き、日本とEUの経済連携協定(EPA)の「大枠合意」を正式に発表しました。

 これに先立ち、岸田文雄外相は5日、マルムストローム欧州委員(通商担当)と閣僚協議を開き、EPAの「大枠合意」で一致していました。

 交渉筋によると、最後まで持ち越した欧州産チーズに関しては、日本が一定の輸入枠を設けるとともに、多くの品目で関税を撤廃します。日本製乗用車に課しているEUの関税(10%)は、協定発効後7年で撤廃します。ワインの関税は相互に即時撤廃します。

 EUは、農産物輸出に強みがあり、チーズ、豚肉、ワインなどの関税撤廃・削減や、低関税輸入枠は、国内農業に対し大きな影響を与えます。

 日欧EPA交渉は、2013年4月に始まり、27分野で行われました。当初、15年中の「大筋合意」を目指していましたが、農産物や自動車の関税などで隔たりが埋まらず、目標年限を1年先送りしても、合意に達していませんでした。

 EU側は、20カ国・地域(G20)首脳会議の議長を務めるドイツが、首脳会議前に日本とのEPA交渉をまとめることにこだわったとされます。


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