2017年7月6日(木)
志位委員長が米国に出発
核兵器禁止条約交渉 国連会議へ
日本共産党の志位和夫委員長は5日、ニューヨークの国連本部で行われる「核兵器全面廃絶につながる、核兵器を禁止する法的拘束力のある協定について交渉する国連会議」(第2会期、〜7日)に参加するため、米国に向け羽田空港を出発しました。3月の第1会期に続く同会議への参加です。
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出発にあたって同空港内で記者団から今回の会議に参加するにあたっての「意気込み」について問われた志位氏は、「国連会議は大詰めですが、3日に公表された核兵器禁止条約の最終案は、国際社会の英知を結集した最良のものになっていると思います。この条約案が、国際社会のできるだけ多数の国々の賛同を得て、成功裏に採択されるよう被爆国の政党として力を尽くしてきたいと考えています」と表明しました。
また、日本政府の同会議不参加の方針について問われた志位氏は、「被爆国の政府として、核政策を根本的に変更して条約に参加する態度をとるべきだと思います。同時に、政府を変えて、こういう流れにきちんと参加できるような政府をつくることが必要だと考えています」と強調しました。
志位氏は、世界各国の国会議員で構成する国連非政府組織(NGO)「核軍縮・不拡散議員連盟」(PNND)の一員として同会議に参加します。また、各国の代表団、国連関係者、NGOとも懇談し、会議の成功と条約採択にむけた活動を行う予定です。
志位氏は、現地時間6日午後には中満泉・国連軍縮担当上級代表(事務次長)と、5日午後にはセルジオ・ドゥアルテ元同上級代表と会談することを明らかにしました。
国連会議への共産党訪米団
訪米団の構成は次の通りです。
【団 長】志位和夫幹部会委員長・衆院議員
【副団長】緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者
【団 員】笠井亮政策委員会責任者・衆院議員、井上哲士幹部会委員・参院議員、田川実中央委員・国際委員会事務局長、川田忠明中央委員・平和運動局長、大平喜信准中央委員・衆院議員、小林俊哉国際局員