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2017年7月3日(月)

労働者制裁の撤回を

英航空スト 労組、会社を批判

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 【ベルリン=伊藤寿庸】ロンドンのヒースロー空港で働く英国航空の客室乗務員が1日から16日間のストに入りました。これまでのストに参加した労働者に対する制裁の撤回を要求しています。

 労働組合UNITEによると、英国航空は2010年から、長距離・短距離両路線に勤務する「混合乗務員」を採用。その賃金は諸手当込みで年間1万6000ポンド(約236万円)と劣悪な「貧困給与」水準に置かれています。ガソリン節約のため、乗務と乗務の間、空港に止めた車で寝る人もいるといいます。

 混合乗務員はすでに今年だけでも、26日間のストを行って賃上げを要求。賃金では妥結したものの、会社はスト参加者1400人を標的に、ボーナスの削減や従業員向け航空券優待の停止などの制裁を行っています。

 会社側は「乗務員が仕事に来るよう奨励するためだ」と正当化。それに対し労組は、「なぜ客室乗務員がストライキをしているかよりも、労働者を罰することに関心がある」と会社を批判し、法的手段にも訴えています。


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