2017年7月3日(月)
陸自「駆け付け警護」
海外で初の共同訓練
陸上自衛隊は6月29日、7月下旬からモンゴルで開催される国連平和維持活動(PKO)の多国間共同訓練に参加すると発表しました。「駆け付け警護」など安保法制=戦争法に基づく新任務を想定した訓練を予定しています。他国との実動訓練で新任務を行うのは初めて。
訓練は7月23日〜8日5日、モンゴルのPKOセンターで行われます。陸自からは中央即応連隊35人のほか、教官要員として国際活動教育隊などから7人が参加します。
陸自が参加する訓練では、襲撃された国連職員やNGO関係者らを救出する「駆け付け警護」を想定し、複数の車両で警戒行動を行う予定。また、救護や検問活動などを通して「宿営地の共同防護」も訓練する見通しといいます。
政府は、南スーダンPKOに派遣された陸自施設部隊の11次隊に「駆け付け警護」などの新任務を付与。11次隊は5月に帰国完了し、新任務は実施されませんでした。