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2017年7月2日(日)

高江工事再開に抗議

住民“生活を壊すな”

沖縄

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写真

(写真)オスプレイパッド建設工事を再開し、重機を搬入するトラックに抗議する人たち=1日、沖縄県東村高江

 防衛省沖縄防衛局は1日、東村高江の米軍北部訓練場のオスプレイパッド(着陸帯)建設工事を再開しました。建設に反対する住民ら約50人がN1ゲート前に座り込んで「生活を壊す工事をやめろ」と抗議しました。

 早朝5時すぎ、ショベルカーや木材などの資機材を積んだトラック10台が北部訓練場N1ゲートから入りました。午後にもトラック13台が資材を搬入しました。工事車両が基地に入る前後、県警は、大量に動員した機動隊員によって住民らを強制排除しました。

 基地内からは重機の動く音が響きました。

 政府は昨年12月、返還条件としていた着陸帯が完成したとして、北部訓練場の一部返還式典を開きました。しかし、実際には、G地区への海からの進入路は未完成で、工事が完了していたオスプレイパッドも一部が崩落するなど、「補修」が必要になっていましたが、国の天然記念物ノグチゲラの営巣期間に入り工事が中断していました。

 前日から泊まり込んで監視を続けていた「ヘリパッドいらない住民の会」の儀保昇さん(62)は「朝からいきなり機動隊が来て異様だった。とにかく行動を続ける。知らんふりなどできない」と語りました。

 朝6時から座り込んだ高江区の女性(28)は「ノグチゲラが木をくちばしでたたくドラミングの音が聞こえた。人間が決めた期間で生活しているわけではないのに、こんなやり方おかしい」と語り、「自分のやり方で運動を続けたい」と話しました。


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