2017年6月30日(金)
都議選最終盤 当落線上の大接戦 志位委員長 気迫込め訴え
国政私物化許さない 怒りの一票 共産党へ
当落線上で一票を争う大激戦・大接戦となっている東京都議選(7月2日投票)。投票日まで残り3日となった29日、日本共産党は、候補者を先頭に志位和夫委員長や小池晃書記局長ら党幹部や国会議員が街頭から気迫込めて必勝を訴えました。支部・後援会もメガホン宣伝や対話・支持拡大に全力をあげ、「国政私物化を許さない一票を日本共産党へ」と呼びかけました。志位委員長は「いま大変な激戦です。当落線上の一票一票を争う、つばぜり合いになっています。自公には絶対に負けられません。残り3日間、頑張り抜いて追い抜かなければなりません。本当に力を出して頑張れば勝利をつかむことはできます。どうかご支持の輪を広げに広げてください」と熱く訴えました。中野区で応援演説に立った元公明党副委員長の二見伸明氏も「自公に熱いおきゅうを据えなければならない」と力強く訴えました。大激戦のもと、他党も国会議員を投入し、必死の取り組みを展開しました。
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志位和夫委員長は29日、中野区(定数3)の浦野さとみ、北多摩3区(同3)の、いび匡利(まさとし)両候補=ともに新=の必勝をめざして街頭演説を行いました。いずれの街頭でも人垣がぐんぐん膨れ上がる熱気のなか、超党派の区議や市民らが応援演説に立ち、共産党勝利へともに頑張る決意を表明しました。
熱い期待を受け全力
中野 浦野候補
定数1減となり、有力5氏が争う大接戦の中野区では、浦野候補と街頭を訴え回った無所属の区議が「都議会にはチェック機能が必要。厳しい選挙を勝ち抜かせてほしい」と応援。熱い期待を受けて全力でたたかっています。
浦野候補は「議会でもっとも大切なのは、都政が間違った方向にいこうとしたとき、それをただすことです。共産党は一貫してその立場でやってきました。いま、党派を超えて安倍政権への怒りが広がっています。その怒りを形にして、都政も国政も変えましょう」と訴えました。
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何としても都議会に
北多摩3区 いび候補
北多摩3区でも、安倍政権の国政私物化や憲法破壊に怒りが沸騰し、対話の中で「私は保守だが、(いびさんへの支持を)広げてみる」「今度は非自民の人に入れる」などの反応があり、訴えれば保守層や無党派にも支持が広がる情勢になっています。有力4氏が激しく争い、自公も必死のたたかいです。
いび候補は「大変な激戦です。9条改憲を許さず、暮らしを守る都政を実現するために、何としても都議会に押し上げてください。都議選で安倍政権に審判を下し、臨時国会を開かせ、『森友』『加計』疑惑を徹底究明させよう」と力を込めました。
志位委員長が、東京都議選で中野区(定数3)の浦野さとみ、北多摩3区(同3)の、いび匡利両候補=ともに新=の必勝をめざして行った街頭演説。志位氏は「安倍首相がいまやっていることは、日本という国の私物化です。『森友』『加計』疑惑だけでなく、秘密保護法で『情報』を私物化し、共謀罪で『警察』を私物化し、とうとう『自衛隊』を私物化する発言も出てきた。そして憲法までも私物化しようとしています」と指摘。国政私物化を許さない厳しい審判を都議選で下し、憲法9条を守る願い、築地市場の豊洲移転中止、都政に「福祉の心」を取り戻すという願いはこぞって日本共産党に託してほしいと訴え、聴衆は大きな拍手と声援で応えました。
志位氏は、稲田朋美防衛相が自民党候補の応援演説で「自衛隊としてもお願いします」と発言した問題で、罷免を求めた4野党党首の声明に対し、安倍政権が罷免要求を拒否したことを批判。「安倍首相は自衛隊まで私物化しています。罷免要求を拒否するのであれば安倍首相も稲田氏と同罪です。2人そろってやめてもらおうではありませんか」と訴えると、「そうだ」の声と拍手が起こりました。
中野駅前では、28日に文京区で応援演説に立った元公明党副委員長の二見伸明さんが「選挙は最後の3日間が勝負。マラソンでは、ゲートをくぐり最後の1周を本気になって走り抜けた人が勝利をつかめる」と激励。浦野候補を推薦する新社会党の元区議、無所属区議、医療・福祉に携わる市民らが応援に立ち、「高すぎる国保料の問題を解決できるのは浦野さんしかいない」と熱い期待を寄せました。
北多摩3区の調布駅前では、いび選対でボランティアをしている男性がマイクを握り、「共産党の事務所に先週初めて足を踏み入れた。いまの与党の政権運営にものすごく腹を立てているからです」「北多摩3区で野党共闘を応援してくれる人はいびさんただ一人です」と応援しました。
志位氏は「東京で流れを変え、日本の政治を変えていきましょう。都議選で何としても勝利し、総選挙では野党と市民の共闘を必ず成功させ、安倍政権を打倒し、国民の声が生きる新しい政治をつくりましょう。東京を変え、日本を変えようではありませんか」と力いっぱい訴えると、大きな拍手と声援がわき起こりました。