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2017年6月29日(木)

生放送!とことん共産党

仲卸の信頼こそ築地ブランド

豊洲移転進めた自公と対決

田村、中澤氏語る

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(写真)「とことん共産党」に出演する田村智子副委員長(左)と中澤誠東中労委員長

 日本共産党のインターネット番組「とことん共産党」は27日、「都議選スペシャル」の第3回として築地市場の豊洲移転問題をテーマに放送しました。司会は田村智子副委員長・参院議員が務め、築地市場の労働者でつくる全労連・東京中央市場労働組合の中澤誠委員長をゲストに迎えました。

 小池百合子知事が「築地市場を東京ガス豊洲工場跡地に移転し、築地市場は市場としての機能は残して再開発する」と発表したことが話題に。田村氏は小池知事が「築地は(売却せず)残す」としたのは「評価できると思う」と語りました。

 中澤氏は「築地市場は5年後をめどに再開発」という基本方針について、「いったん(豊洲に)移すこと自体がそもそも問題ある」と語り、都が深刻な土壌汚染を小さく見せかけようとしてきたことを批判しました。

 小池知事が「築地ブランドを守る」と述べたことをめぐって、中澤氏は「築地ブランドって、やっぱり、築地の仲卸さんが取引する値段の信頼性なんです」と強調。良質なマグロが有名産地でなくても高く評価されたエピソードを紹介して、「ブランド力のない生産者でも、築地に持って行けばちゃんと評価してもらえる。だから『いい魚を取ろう』となる」と述べました。

 田村氏は、共産党が一貫して築地市場の再整備を求めていることを強調。中澤氏も築地再整備について「昔失敗した1990年代と比べて取扱数量が半分に減り、品物を動かす時間帯も分散しているので、(再整備に必要な)種地がつくりやすい」と語りました。

 田村氏は豊洲新市場建設工事入札の談合疑惑にもふれ、市場を移転する計画をやめることこそ必要だと指摘。都議選では、「都議会で移転の“闇”を進めた自公と対決し、チェック機能を果たしてきた共産党へのご支持の輪を広げてください」と訴えました。中澤氏も「何としても頑張って現有議席を超えてほしい」と応じました。


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