2017年6月29日(木)
都議選ドキュメント
「共産躍進」 市民がコール
“自民はおかしい”
東京都議選(7月2日投票)で、日本共産党は、現有議席をもつ17の選挙区はもちろん、多くの選挙区で当落線上の大激戦を繰り広げています。28日、候補者、党支部・後援会、市民勝手連は、他党に倍する宣伝、対話・支持拡大で必ず勝利しようと奮闘しました。
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午前7時半 小雨が降る中、中野区(定数3)の中野駅南口で日本共産党の浦野さとみ候補(36)=新=と約10人の党員らが通勤・通学の人たちに政策のビラを配布し、訴えました。同駅の北口では、自民党候補が宣伝。
浦野候補は「安倍政権の国政私物化は目にあまります。都議選で審判を下しましょう。都民の暮らしと命が大切にされる都政に転換しましょう」。
訴えを聞き、手を振る人や浦野候補へかけよって「がんばってね」「応援しているよ」と笑顔で握手を求める人もいました。
10時すぎ 文京区(定数2)の本郷地域で、区議とともに後援会員らが、激しく競り合う福手ゆう子候補=新=の押し上げと、電話かけを行いました。
後援会員が「福手候補は、自民党候補とつばぜり合いを繰り広げています。みなさんの知り合いにも声をかけて、支持を広げてほしい」と訴えると「福手さんに投票してきた」との返答も。別の人は「自民党がやっていることはおかしい」。
同地域では、選挙に初めて取り組む入党半年の男性が、自分の知り合いに声をかけると、医療機器会社の社長が「加計学園の問題などで腹がたった。自民党はもうダメだ。今度は福手候補に入れる」と答えるなど、自民党への怒りと共産党への期待の声が多く飛び出しています。
10時17分 東村山市の東村山駅前で、雨の中、赤いメガホンを持った女性たちが「共産党躍進で」「共謀罪は絶対廃止」とコール。
10時半 北多摩1区(定数3)の尾崎あや子候補と小池晃書記局長の街頭演説が始まると、雨にもかかわらず聴衆がどんどん増えていきました。
“人生初めて共産党に”
宣伝・対話に反響
午後0時20分 板橋区(定数5)の区立文化会館前で、まもなく始まる日本共産党街頭演説への案内をかねて後援会員がビラ配布。60代の男性がビラを受け取り「とくとめ(道信)さんに入れるよ」。男性は「自民党による都政は完全に失敗した。国政でもうそばかり。加計学園、森友学園の問題なんて、お代官様と越後屋の世界だ。冗談じゃない」と怒り心頭。
2時半 北区(定数3)の宇都宮章・党区議事務所では、後援会員が電話での対話に懸命に取り組んでいました。
後援会員が安倍政権への審判も都議選で下そうと訴え。かつて商売をしていたという男性は、稲田朋美防衛相が都議選の応援演説で「防衛省、自衛隊としてもお願いしたい」と発言したことについて「あれはやり過ぎだ」と。
ある女性は、豊洲移転問題について「あんな汚染がひどいところに市場をつくってどうするのか」と話し、80歳の男性は「生活のことが一番心配。福祉と暮らしの改善にとても関心がある」。
定数1減の激戦区。電話かけを行った女性は「多くの人にそね候補の活躍を広めたい。絶対に当選させたい」と意気込みを語りました。
3時半 東久留米市(北多摩4区、定数2)では、同日夕方の吉良よし子参院議員街頭演説や30日の志位和夫委員長街頭演説への参加呼びかけを兼ねて、スーパー前でメガホン宣伝。宣伝をしばらく見てからチラシを受け取る女性や、手をあげて応援していく夫婦連れ、コールを一緒に唱和していく高校生など、反応は上々。
3時40分 町田市(定数4)の池川友一候補がツイート。「街頭演説をしていたら『創価学会に入っていたが辞めた。いまの政治はひどい。あなたの話を聞いて、シルバーパスをよくしてほしい。独居だから不安もある。来年80歳になるが人生で初めて共産党に入れる』と。確実にガラガラと音を立てて動いている」
6時 杉並区(定数6)の阿佐ケ谷駅前で原田あきら候補がおかえりなさい宣伝。7時からは青年後援会とさまざまなテーマでトーク。