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2017年6月28日(水)

安倍政権への怒りの一票はこぞって日本共産党に

都議選 志位委員長訴え

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(写真)志位和夫委員長の訴えを聞く人たち=27日、東京都葛飾区

 日本共産党の志位和夫委員長は27日、後半戦に入った東京都議選の応援演説のなかで、「選挙戦の論戦をつうじて、『自民・公明対日本共産党』にこそ本当の対決軸があることがはっきりしました」と強調し、都議選の争点を、国政、都政にわたって縦横に語るとともに、安倍政権の国政私物化と暴走への国民の怒りが広がっているとして、「安倍政権に対して“愛想がつきた”“お灸(きゅう)をすえたい”――さまざまな怒りが渦巻いています。安倍政権への怒りの一票は、こぞって日本共産党へ」と訴えました。

 志位氏は、演説のなかで、「加計学園」の疑惑がいよいよ深刻になっていると強調。安倍晋三首相が、24日の講演で、「獣医学部の全国展開をめざしたい」と突然表明したことについて、「『岩盤規制』に穴を開けたというが、開けた穴が『加計学園』しか通れなかった『特別の穴』だった。その疑惑をごまかすために『穴そのものを大きくしてしまえ』ということです。いよいよもって国政の私物化そのものではありませんか」と批判。さらに、首相が、講演の翌日、この発言をした理由について、「あまりにも批判が続くから、頭に来て言った」とのべたと報じられたことについて、「これでは『頭に来た』という自分の感情の赴くまま、重要な政策を表明したことになります。いよいよ首相失格です」と批判。臨時国会を召集し、疑惑の徹底究明を行うことを強く求めました。

 また志位氏は、安倍首相が、24日の講演で、「臨時国会で自民党の改憲案を提出する」と表明したことについて、「いま首相がなすべきは、野党の憲法53条にもとづく臨時国会召集の要求に応じて、憲法をきちんと守って臨時国会を召集し、疑惑について国民に『真摯(しんし)に説明』することです。憲法を守らない首相に、憲法改定を語る資格はありません」と批判。海外での無制限の武力行使に道を開く9条改定を許さない審判を訴えました。

 志位氏は、「いま安倍首相がやっていることは、一言で言って、日本という国の私物化です。『森友』『加計』疑惑だけではありません。秘密保護法で『情報』を私物化し、共謀罪で『警察』を私物化し、ついには憲法をも私物化し、自分の野望のために勝手に変えようとしています。こうした間違った道は断固許さないという審判を、日本共産党への一票でくだしましょう」と呼びかけると、大きな拍手がわき起こりました。


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