2017年6月25日(日)
大山幹事長が自公と論戦
豊洲移転「既定方針は誤り」
BSフジ
日本共産党の大山とも子都議団幹事長は23日夜のBSフジ「プライムニュース」で、同日告示された都議選をめぐり他党代表と討論し、共産党と自公との対立点が鮮明となりました。
豊洲に市場を移転し、築地は市場機能を残して再開発するとの小池百合子都知事の基本方針について、大山氏は、築地を売却しないで市場機能を確保するとしたことは重要だと述べるとともに、食の安全・安心をどう確保するか、「築地ブランド」をどう守るかという二つの重要問題があると指摘。豊洲移転の方針を再検討し、築地の現在地整備の在り方を市場業者と協議すべきだと語りました。
都議会自民党の高木けい幹事長は知事の方針を「荒唐無稽だ」と批判し、豊洲移転は「既定方針だ」と主張。都議会公明党の東村邦浩幹事長は「評価する」と述べるとともに、築地は「売却するのが一番いい」と語りました。
大山氏は「『既定方針』というのは誤り。仲卸の人たちが移転は嫌だというのを、自民公明は無害化すると約束した。それができなかった。自公は謝るべきだ」と述べ、「移転の前提がひっくり返ったのだから『既定方針』というのはおかしい」と批判しました。
築地・豊洲移転問題以外の争点として大山氏は、都民の暮らし、安倍自公政権への審判を挙げ、演説中にも通行人から加計疑惑や自民党への怒りの声が寄せられていることを語りました。
大山氏は最後に、「わが党の主張」として「都民のくらし・福祉中心の都政に」と書いたフリップを掲げ、重要問題の一つとして23区で国民健康保険料が一人平均約7000円の値上げとなっていることを挙げ、「国保料の1万円値下げを実現したい」などと語りました。