2017年6月23日(金)
罵声に自民ため息
「逆風が吹きまくっている」
「先週ごろから、逆風が吹きまくっている。(自民党が躍進した)4年前の選挙とは大違いだ」。都議選で60人の候補者を擁立する自民党都連の幹部はため息をつきました。
下村博文党幹事長代行、丸川珠代東京五輪大会担当相らが連日、都議候補の応援に入っていますが、この幹部は「街頭では人は集まらないし、ビラの受け取りが悪くなっている。品川区などでは、駅前で宣伝している候補者に『自民党は何をやっているんだ。ふざけるな』『安倍はやめろ』と罵声が浴びせられている」とぼやきます。
逆風の最大の原因について、国会で自公が“禁じ手”を使って「共謀罪」法を強行採決し、「加計学園」疑惑の幕引きを図ろうとしていることにあると分析。
「加計」疑惑の渦中の政治家の一人が、安倍首相側近の萩生田光一官房副長官(都議出身)。この幹部は「萩生田さんには、われわれの足を引っ張らないでほしいと言いたい」と嘆きました。