2017年6月20日(火)
「加計」、「共謀罪」強行の安倍暴走政治
都民ファースト何も語らず
東京都議選告示目前、都民ファーストの会代表の小池百合子都知事は18日、都内各所で街頭演説し、同会都議候補の応援に立ちました。
東京・新宿区神楽坂にある神社の境内。雨の中、大勢の聴衆が小池氏の訴えに耳を傾けたものの、小池氏の口から語られたのは、街の段差と教育格差の解消、無電柱化の話がメイン。あとは候補者の押し上げ演説が続いただけでした。
都議選は、都政とともに国政の行方も左右する重要な政治戦。都民にとっては、「共謀罪」法や「加計学園」、「森友」問題、9条改憲などに、各党がどういう態度をとるのかも重大な関心事です。
ところが小池氏の演説では、「加計学園」問題や「共謀罪」法の強行などで都民の批判を浴び、支持率が急落している安倍自民・公明政権についての言及は一言もありませんでした。候補者も国政問題については一言も触れませんでした。
この小池氏の街頭演説を取り上げた東京新聞19日付朝刊は、「もともと小池氏は自民党衆院議員。『自民党本部と都連は別』と都連とは対峙(たいじ)しても、自民党そのものへの批判は避けてきた」と報じました。
都民ファーストの会は、都議選において公明党と選挙協力しています。「共謀罪」法の強行や「加計学園」問題などの国政私物化に怒り、「安倍自公政権に厳しい審判を下したい」との都民の願いを託すことはできないようです。