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2017年6月18日(日)

きょうの潮流

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 安倍首相の「懐刀」といわれ、歴代1位の在任記録を更新している菅官房長官。ちまたで「スガ語」と呼ばれる彼の記者会見は、すこぶる評判が悪い▼「そのような指摘は当たらない」「全く問題ない」。質問や意見に正面から向き合わず、木で鼻をくくったような答えをくり返す。映画監督の想田和弘さんは、その特徴を「コミュニケーションの遮断」(「毎日」)だといいます▼ジャーナリストの斎藤貴男さんはもっと手厳しい。「服従しない相手を冷笑し、あらゆる議論を無効化する。薄汚く、卑劣きわまりない話法」(「日刊ゲンダイ」)。いずれにしても都合の悪いことは取り合わない、この政権の姿勢を表しています▼首相のお友だちに便宜を図ったことを示す文書の存在を認めた文科省。内閣府はそれを裏付けもなく、すぐに否定しました。加計問題の経過をみれば官邸の意向が明らかに反映されているのに。国民の疑念は募るばかりです▼双方の食い違いを聞かれた菅官房長官は「それぞれの役所の文化で違ってくるのではないか」と、バカにしたような答えを平然と口にしています。噴き出る疑惑に背を向け、権力に恋々としがみつき続ける自公政権の醜さは救いがたい▼コミュニケーションは民主主義社会の基礎をなすもの。政治にとって国民とのそれは不可欠です。真実を求める声を遮断し数の力で悪政を重ねていく。国民とかい離した勢力が政治の場では多数を握るゆがみ。それを正してこそ、通じ合う政治が開けてくるはずです。


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