2017年6月18日(日)
被爆者ら おりづる行進
東京・新宿 “命あるうちに実現を”
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「核兵器禁止条約、つくろう」「政府は条約賛成を」―。東京都新宿駅周辺で17日、被爆者らのコールがこだましました。
核兵器禁止条約の交渉会議(第2会期)に合わせ、現地ニューヨークで17日(現地時間)に行われる「核兵器を禁止する女性行進」に呼応して取り組まれた「核兵器なくそう! おりづるパレード」(同パレード準備会主催)です。28人の被爆者を含む250人が参加しました。
沿道では手を振る人が相次ぎました。スマホをかざしていた東京都在住の会社員(23)=IT関係勤務=は、「大学時代に被爆体験について聞き、関連する映画を見ました。パレードに共感します」と話しました。
パレード出発前の集会では、東京都原爆被害者団体協議会副会長の山田玲子さん(83)があいさつ。「『命があるうちに、核兵器をなくしてほしい』と願いつつ、多くの被爆者が亡くなっていきました。今こそ、核兵器禁止条約が締結されることを希望しています」と訴えました。
同パレード呼びかけ人の婦人国際平和自由連盟(WILPF)国際会長の秋林こずえさんをはじめ、著名人の賛同メッセージが紹介されました。