2017年6月17日(土)
宝の議席、そねさん必ず
東京都議選 北区・赤羽駅前で志位委員長
日本共産党の志位和夫委員長は16日、東京都議選(23日告示、7月2日投票)で定数1減の大激戦となっている北区(定数3)のJR赤羽駅東口で、そねはじめ予定候補(現)の押し上げを呼びかけました。
志位委員長は、そね氏推薦を決めた自由党と新社会党に心からの感謝を表明したうえで、「そねはじめさんは、都議として5期20年がんばってきました」と述べ、豊洲問題究明の百条委員会での追及、舛添要一前知事を辞任に追い込んだ論戦など、「『都政の闇』に切り込む先頭に立ってきたすばらしい政治家です」と紹介。認可保育園増設のために都有地の活用を提案し、赤羽警察署と都営住宅跡地に認可保育園設置を実現してきた実績を訴え、「文字通り“宝の議席”です。大激戦ですが、必ず勝たせてください」と訴えました。
志位氏は、演説のなかで、北区の国民健康保険料が今年1人平均8970円値上げされることを告発。さらに、東京23区では、国民健康保険料の1世帯あたりの負担が、1999年度の16万円(4人家族)から、17年度には42万円へと2・6倍にもなることを示し、人口100万人以上の都市では最悪のレベルの引き上げになることを明らかにし、「この原因は、都が、区市町村への補助金を激減させ、区市町村の一般会計から国保会計への繰入を抑制してきたという、二重の責任があります。この姿勢を根本からあらため、日本共産党が都議選重点公約で掲げる国保料の1人平均1万円引き下げを、まずは実現させようではありませんか」と訴えました。
そねはじめ予定候補は、同区で数百戸の住民を追い出す大型道路計画を批判。「都政の闇をきっぱりと断ち切るためには、この都議選で自民、公明に厳しい審判が必要ではないでしょうか」と訴えました。
池内さおり衆院議員は、「共謀罪」法強行阻止のためにあらゆる手だてを尽くした報告をしつつ、「追い詰められているのは安倍政権だ」と指摘。秘密保護法、戦争法とともに「三つまとめて廃止して、日本の政治に民主主義と平和主義と立憲主義を取り戻しましょう」と呼びかけました。
新社会党の福田光一北区議が駆けつけ、「野党共闘を前進していくために、そねはじめさんを応援している。きたる国政選挙で自民、公明、そしてそれに連なる人たちを少数派に追い込んでいくことに影響を与える大切な選挙です」と支援を求めました。参院本会議出席のために駆けつけられなかった自由党の山本太郎代表は「生活者目線で筋を通してくれるのが共産党」「自由党の候補者がいない場合には、私は迷わず共産党を応援します」とのメッセージを寄せ、日本共産党の、のの山けん北区議(司会)が代読しました。
長年、アマチュア野球の審判員を務めてきた地元在住の男性(79)は、「安倍首相の独断による政治はひどい。今度は都議選で『アウト』の審判を下したいと思います」と語りました。