2017年6月16日(金)
核兵器禁止条約 国連会議第2会期開始へ
各国代表とNGO代表が参加
日本から被爆者も
【ニューヨーク=遠藤誠二】核兵器禁止条約を話し合う国連会議の第2会期が15日、ニューヨークの国連本部で始まります。条約の草案はすでに示されており、同案を土台に約100カ国以上の代表と、世界の反核・平和NGO(非政府組織)らが参加し、史上初めてとなる核兵器そのものを禁止する条約の実現にむけ議論が交わされます。
第2会期は7月7日まで。この期間の15日間で交渉が行われます。初日の15日は同会議のエレン・ホワイト議長(コスタリカ)が条約草案を提示し報告。同日と16日に、各国が草案全体で意見交換します。15日には、NGO代表の意見表明も予定されています。その後、各論の議論へと移ります。
17日には、同会議の開催を支持し、核兵器禁止条約実現を多くの人々にアピールするデモ行進と集会「核爆弾禁止のための女性大行進」が国連周辺で開催されます。
日本からは、被爆者代表ら多くの団体・個人が会議に参加します。原水爆禁止日本協議会(原水協)も代表団をニューヨークに派遣し、会議参加(傍聴含む)、関係者・NGOとの交流などを予定しています。