2017年6月15日(木)
一方的打ち切りに抗議
都側に市民団体申し入れ
専門家会議
東京都の市民団体・豊洲移転中止署名をすすめる会は13日、築地市場の移転先とする豊洲新市場予定地の土壌汚染を議論する都の専門家会議(11日開催)が非民主的な運営で強引に「提言」を取りまとめた問題について、小池百合子都知事と市場のあり方戦略本部に対し、申し入れをしました。同会の中山伸革新都政をつくる会事務局長らが都庁を訪ね、担当者に文書を手渡しました。
申し入れでは、11日の専門家会議で、傍聴者が継続審議や修正提案を求めたにもかかわらず、理由の説明もなく受け入れないことを宣言し、一方的に会議を打ち切ったことは「極めて異例で乱暴な運営」と批判。同会議の平田健生座長に対し会議を再開し、市場関係者や都民との質疑を行うことを求めています。
さらに、「提言」の問題点を指摘し、市場関係者との信頼を失ったままで築地市場の豊洲移転はできないとし、小池知事に対し、築地市場の関係者の意向・意見を踏まえた対応をするよう強く要請しています。