2017年6月15日(木)

市民と共闘し追いこむ

東京・有楽町　４野党が街頭宣伝

（写真）「共謀罪」廃案にむけ、最後までたたかう決意を訴える（左から）民進・逢坂、共産・藤野、社民・吉川、自由・玉城の各氏＝14日、東京都千代田区

　政府・与党が委員会採決抜きで「共謀罪」法案の参院本会議強行を狙うなか野党４党は１４日夜、東京・有楽町で国会情勢を報告し、同法案の廃案を求めました。日本共産党からは藤野保史衆院議員が訴えました。インターネットで４野党合同宣伝を知ったという人たちが「共謀罪ＮＯ」などのプラカードを掲げて応援し、足を止める人の輪が広がりました。

　藤野氏は「共謀罪」法案について「普通のサラリーマンが世の中をよくしようと思うことを罪にするものだ」と指摘。「野党４党は市民と共闘して安倍政権を追い詰めていく」と力を込め、「そうだ」の合いの手や盛んな拍手が起こりました。

　民進党の逢坂誠二、社民党の吉川元、自由党の玉城デニーの各衆院議員がともに訴えました。

　ツイッターで知って駆け付けたという会社員の女性（３４）は「ツイッターに『安倍さん許せない』と書き込んだだけで、監視されるなんて怖い。野党に頑張ってほしい」と期待を寄せました。