2017年6月13日(火)
若者ら「未来に関わる」
渋谷駅ハチ公前で「共謀罪ノー」訴え
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「共謀罪」法案の廃案を求める若者グループ「未来のための公共」(未来公共)は11日、東京・渋谷駅ハチ公前で初となる街頭宣伝を緊急で行いました。若者や学者らが同法案の危険性についてスピーチし、「私たち一人ひとりの未来に関わる問題です。廃案にしよう」と訴え。野党4党の代表も参加し、「力を合わせて廃案に」と手をつないでアピールしました。
街宣は約2時間。聴衆の輪は時間がたつごとに広がり、およそ4000人(主催者発表)が聞き入りました。スピーチと同時進行で、大阪の市民グループが制作したリーフレットを配布。約1500枚を手渡しました。
未来公共のメンバーで、大学生の女性(20)は、「未熟でも、政治に対して声をあげないといけないと思い国会前抗議へも行きました。おかしいことに、おかしいといえる社会を未来に残したい。そのために共謀罪は廃案しかありません」と訴えました。
若者、学者、ママ、弁護士、著名人、市民団体、4野党の代表が次つぎとスピーチしました。
「総がかり行動実行委員会」共同代表の福山真劫(しんごう)さんは、「共謀罪は平和のために運動する人を弾圧する法律だ。安倍政権による政治の私物化は目に余る。私たちの力で打倒しよう」と語りました。
民進党の菅直人元首相、日本共産党の小池晃書記局長、自由党の森ゆうこ参院議員、社民党の福島瑞穂副党首がスピーチ。4氏はステージ上で手をつなぎ、聴衆と一緒に「共、謀、罪、反対!」とコールしました。