2017年6月10日(土)
都議選・大田区2議席必ず 藤田・佐藤両氏の必勝を
小池書記局長が訴え
|
大激戦の東京都議選(23日告示、7月2日投票)で、日本共産党の小池晃書記局長は9日、大田区(定数8)で現有1から2への議席増をめざし、藤田りょうこ、佐藤伸両予定候補=ともに新=を必ず都議会に押し上げてほしいと同区・蒲田駅前の街頭で訴えました。小池氏は、憲法9条改定、築地市場の豊洲新市場への移転問題、「逆立ち都政」という都議選の三つの大争点を示し「都民の願いを託せるのは共産党です」と訴え、駅前に詰めかけた聴衆から「そうだ」の声と大きな拍手が節々で起こりました。
看護師として働いてきた藤田予定候補は、区内の認可外保育園での子どもの死亡事故にふれ、「二度と事故は起こさせない。自公による命ないがしろの政治を変えよう」と訴え。大田区議を3期10年務めた佐藤予定候補は「運動と論戦で多くの切実な願いを実現できる。都議会でその仕事をやらせてほしい」と力を込めました。
医師の高岡直子さん、蒲田業者後援会会長の池田克憲さんが応援演説しました。
小池氏は、安倍政権が9条改憲発言や「共謀罪」法案に加え、国政の私物化などでモラル崩壊に陥り、世論調査でも内閣支持率が大きく下落しているとして、「国民にまともな説明もしない無責任な政治に怒りが広がっている」と指摘。「都政でも利権・私物化・情報隠しという都政の闇をつくってきたのが自公だ。大田区で2議席をかちとり、首都から暴走に審判を下そう」と呼びかけました。
「加計学園」疑惑をめぐり文部科学省が同日、再調査の方針を示したことにふれ、「国民の怒りを前にごまかしがきかなくなり追いつめられている。徹底追及していこう」と訴えると、力強い「そうだ」の声と拍手が。
小池氏は、今回の都議選で「豊洲移転中止」や「都政改革」を旗印に共同が次々に生まれていると紹介。築地再整備、巨大開発にメスを入れ福祉・暮らし最優先の都政を実現しようと訴え、「みんなの手に東京都政を取り戻すため、党派を超えて支持の輪を広げてください」と呼びかけました。
衆院東京4区の青山コウヘイ予定候補が司会をつとめました。
演説を聞いていた介護士の女性(53)は、「仕事を終えて駆けつけた。戦争になったら困る。憲法を変えてほしくない。大事なことが全部もみ消されている気がする。クリーンな政治になるよう、2人を都政に送り届けたい」と語りました。