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2017年6月9日(金)

憲法9条改悪反対で一致

「共謀罪」廃案、加計・森友疑惑の徹底究明を

4野党党首会談

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 日本共産党の志位和夫委員長、民進党の蓮舫代表、自由党の小沢一郎共同代表、社民党の吉田忠智党首の4野党党首は8日、国会内で会談し、安倍晋三首相が憲法9条に別項を設けて自衛隊を明記する改憲を行うと宣言するもとで、「安倍政権の下での憲法9条の改悪に反対する」ことをはじめ、当面する政治課題での対応とともに、次期総選挙における4野党の協力について合意しました。日本共産党の小池晃書記局長、各党の幹事長が同席しました。


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(写真)4野党党首会談。(左から)小沢一郎、蓮舫、志位和夫、吉田忠智の各氏=8日、国会内

総選挙の協力を加速

 4野党は「この間の党首会談の合意を尊重し、実行するために引き続き努力する」ことで一致。当面する政治課題として9条改悪反対、「共謀罪」法案の廃案、「加計学園」・「森友学園」疑惑の徹底究明のために全力をつくすことを確認しました。

 「共謀罪」法案の廃案をめざして「共謀罪NO!実行委員会」と「総がかり行動実行委員会」が13日に日比谷野外音楽堂(東京・千代田区)で主催する大集会に、主催者の要請を受けて、4野党党首がそろって参加する方針を確認しました。

 次期総選挙について4野党は、安倍政権の打倒をめざして、「できる限りの協力を行う」との昨年9月の合意にもとづき協議を加速させ、「4野党が協力して候補者調整を行い、一致したところを順次発表する」ことで合意しました。

 また、今国会での安倍内閣不信任決議案の扱いについて「提出も視野に入れて、4野党として緊密に連携して対応する」としました。

 志位委員長は会談で、「安倍首相が9条改憲を公然と宣言するもとで、4野党の『安倍政権のもとでの憲法9条の改悪に反対する』という合意が得られたことは大変重要だ」とその意義を強調。「共謀罪」や「加計」・「森友」疑惑の問題で、政府が国会でまともな答弁も調査もせず、証人喚問にも応じないもとで、「徹底審議と国民運動によって相手を追い詰め、『共謀罪』法案の廃案をかちとっていくために力をあわせたい」と表明しました。

 次期総選挙での協力について、志位氏は会談で、「一歩踏み込んで選挙協力を加速する方向を確認したことは大変大きな意味をもつ」と指摘。実際に選挙協力を進めるうえでは、▽共通政策・共通公約について豊かなものをつくりあげていく▽相互推薦・相互支援をやってこそ「本気の共闘」がつくれ、相手に勝つことができる▽政権問題について協議の中で前向きの合意を得ることをめざす―という日本共産党の立場をあらためて表明し、「そういう立場で今後、協議に積極的に臨んでいきたい」と述べました。


4野党党首会談の合意

 8日の日本共産党、民進党、自由党、社民党の4野党党首会談で確認した事項は次の通りです。

一、当面する課題について

 1、この間の党首会談の合意を尊重し、実行するために引き続き努力する。

 2、安倍政権の下での憲法9条の改悪に反対する。

 3、「共謀罪」廃案めざし、院の内外で共同して闘う。

 4、加計学園・森友学園疑惑の徹底究明のため全力をつくす。

二、次期総選挙における野党4党の協力について

 次期総選挙は、新しい区割りの下で行われることになる。安倍政権の打倒をめざして全力をあげる。

 民進党、日本共産党、自由党、社民党の野党4党は、次期総選挙で「できる限りの協力を行う」との昨年9月の合意に基づき、協議を加速させ、4野党が協力して候補者調整を行い、一致したところを順次発表する。


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