2017年6月6日(火)
「共謀罪」廃案しかない
官邸前抗議 雨の中 響くコール
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「共謀罪」法案の廃案を求めて5日夜、首相官邸前で緊急抗議が行われました。突然降りだした雨のなか決行され、およそ50人が参加。約2時間かけて、山梨市から参加した人もいました。国会でまともな答弁をしない安倍首相に対し、「説明できない法案いらない」「共謀罪反対」「安倍はやめろ」とコールしました。
雨が降り続くなか、開始時間の30分以上前から人が集まり始めました。抗議はプラカードなどを持つ人は少なく、機材もトランジスタメガホン1台。ドラム隊がたたく太鼓の音とコールが国会周辺に響きます。
東京都練馬区から参加した男性(46)は、「当たり前と思っていた自由がなくなるかもしれない。将来世代のためにもいま声をあげないと」と語ります。山梨市から駆けつけた男性(67)の姿もありました。「国会審議で安倍首相の答弁を聞いていたら、黙っていられなくなった。安倍政権は本当におかしい。国会内外で力を合わせて、政治を変えたい」と語りました。
抗議を主催したのは、東京都内在住の会社員、日下部将之さんです。今の政治に怒っていることを見せる「場」が必要だと考え、局面ごとに国会正門前や首相官邸前で抗議を呼びかけています。官邸前で日下部さんは、「安倍首相はまったく質問に応えていない。市民は本当に怒っています」と語りました。