2017年6月6日(火)
「共謀罪」 表現の自由脅かす
「国際ペン」 反対の声明
2万6000人以上の作家・ジャーナリストが参加する国際組織「国際ペン」は5日、ジェニファー・クレメント会長名で、安倍内閣が成立を狙う「共謀罪」に反対する声明を発表しました。日本ペンクラブ(浅田次郎会長)が同日の記者会見で発表しました。
声明は、国際ペンが共謀罪を制定しようという日本政府の意図を「厳しい目で注視している」と述べ、同法が成立すれば「日本における表現の自由とプライバシーの権利を脅かすものとなる」と指摘。国会に対し「日本国民の基本的な自由を深く侵害することとなる立法に反対する」ことを強く求めています。
国際ペンは1921年設立。ロンドンに本部を置き、100以上の国家・地域に149のセンターがあり、日本ペンクラブもその一つです。