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2017年6月3日(土)

「豊洲『無害化』は未達成」――移転計画の破たん認めた都知事

共産党の躍進で築地再整備に踏み出そう

文京区 志位委員長が訴え

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(写真)志位和夫委員長と福手ゆう子都議予定候補の訴えを聞く人たち=2日、東京都文京区

 日本共産党の志位和夫委員長は2日、東京都議選(23日告示、7月2日投票)で文京区(定数2)の福手ゆう子都議予定候補の応援演説に立ちました。このなかで志位氏は、小池百合子都知事が都議会の所信表明(1日)で、「かつての都知事が市場業者や都民に約束し、都議会が付帯決議をした(豊洲市場の)『無害化』は達成できていない状態です」と述べたことについて、「豊洲移転計画の破たんを認めた重大な言明です」と指摘。「日本共産党の躍進で、豊洲移転中止、築地再整備の道に踏み出そう」と訴えました。

 志位氏は、「汚染土壌はすべて除去・浄化=無害化する」というのは、豊洲市場予定地から高濃度の汚染物質が検出されたもとで、当時の都知事と都議会が都民に約束したものだったと指摘。今年1月、3月、4月の環境調査で、基準値の79〜100倍のベンゼンが検出されるなどのもとで、「『無害化』という都民への約束が果たされていないことを都知事自身が認めたことはきわめて重大です。この約束が達成できていない以上、豊洲移転は中止しかありません」と強調しました。

 志位氏は、自身の築地市場訪問で、「市場業者の7割から8割が移転に反対」「築地に誇りをもっている」「築地で働き続けたい」と市場業者の方々から口々に訴えられたことを報告し、「市場を支えているのは、そこで働く仲卸業者のみなさんです。その圧倒的多数が反対している移転はやれないし、やってはなりません」と力説。「豊洲移転中止、世界に誇る築地市場を未来に引き継ごう―この願いを日本共産党に託してください」と訴えました。


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