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2017年6月3日(土)

安倍改憲許さぬ決意

「九条の会」憲法施行70年で講演会

呼びかけ人・世話人発言

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 安倍晋三首相による5月3日の改憲発言が大問題となるなか、「九条の会」は2日、東京都内で日本国憲法施行70年を記念する講演会を開きました。講演会では、呼びかけ人や世話人が、「九条の会」創立時の呼びかけ人の言葉を引用し、「9条改憲は絶対に許さない」という発言が続きました。発言には、会場の参加者から大きな拍手や「そうだ」という声がかけられ、安倍改憲を許さない決意を固める場となりました。


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(写真)日本国憲法施行70年「九条の会」講演会。壇上で発言するのは呼びかけ人の澤地久枝さん=2日、東京都杉並区

 呼びかけ人で作家の澤地久枝さんは、呼びかけ人の加藤周一、小田実両氏(故人)の「一人ひとりの活動が世界を変えていく」という言葉を引用し、改憲反対で「今日から、明日から頑張りましょう」と訴えました。

 続いて9人の世話人が発言。愛敬浩二名古屋大教授(憲法学)は、呼びかけ人の奥平康弘氏(故人)が生前の交流の中で「僕は連戦連敗だ」と語った思い出を紹介しつつ、「連戦連敗だが、たたかいがあったからこそ9条は残っている。たたかいの力に確信を持とう」と呼びかけました。

 弁護士で日弁連憲法問題対策本部副本部長の伊藤真氏は、安倍首相の自衛隊9条明記論に、「戦争法のある自衛隊を憲法に書けば海外で戦争する自衛隊を憲法に位置付けることになる」と述べ、何も変わらないという議論にごまかされてはならないと述べました。

 ドイツ文学翻訳家の池田香代子氏や元朝日新聞記者の伊藤千尋氏が沖縄のたたかいに学び「私たちはあきらめない」「安倍独裁政権を退場させよう」と呼びかけると、参加者は大きな拍手で応えました。

 経済評論家の内橋克人氏など5人の同会世話人も発言。同会事務局長の小森陽一東大教授が司会を務めました。


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