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2017年6月2日(金)

加計疑惑 問答無用で疑惑にふたは許されない

志位委員長が記者会見

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(写真)記者会見する志位和夫委員長=1日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長は1日の国会内での会見で、加計学園の獣医学部新設計画をめぐり、「三つのルートで安倍晋三首相サイドから文部科学省への圧力があったことが明らかになってきたが、どれも政府側が事実関係を否定できなくなっていること、にもかかわらず政府側が問答無用で疑惑にふたをしようという態度をとっていることは許されない」と厳しく批判しました。

 志位氏は、内閣府、和泉洋人首相補佐官、内閣官房参与を務めていた木曽功氏という三つのルートから文科省に圧力がかかっていたことを強調しました。その上で、▽内閣府が文科省に「総理のご意向」と伝えたなどと記した内部文書については文科省が省内調査で「確認できなかった」としているものの、存在そのものを否定していないこと▽和泉補佐官も「総理は自分の口から言えないから、私が代わりに言う」と圧力をかける発言したことを「記憶がない」「記録がない」というだけで、発言自体は否定していないこと▽木曽氏は当時の前川喜平文科省事務次官に面会したことを認めていることを指摘。「重要なことは、どの問題でも政府側は事実関係を否定できていないことだ」と述べました。

 志位氏は「にもかかわらず、自民党が、野党の要求する証人喚問を一片の理由も示さず『必要ない』と拒否し、菅官房長官が『前川氏が勝手に言っていること』として真相究明・調査を拒否していることは、許されるものではない」と批判。「数の力があれば、『あったことをなかったこと』にできると思ったら大間違いだ。安倍首相は自らに関係するこの疑惑について、自ら調査して国会と国民に明らかにすべきであり、自民党と公明党は、前川氏、和泉氏、木曽氏の証人喚問に速やかに応じるべきだ」と求めました。


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