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2017年5月31日(水)

消費の低迷 長期化

4月 家計調査 1年8カ月連続マイナス

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 総務省が30日発表した4月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は29万5929円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1・4%減少しました。2016年2月の「うるう年効果」を除くと、マイナスは1年8カ月連続です。賃金の伸び悩みや社会保障の負担増で消費の低迷が長期化しています。

 総務省は消費の基調について「弱い状況が続いている」と指摘しました。

 項目別に見ると、食料は0・7%減と、9カ月連続のマイナス。不漁で高値となっているイカなど魚介類の減少が目立ちました。自動車購入などの交通・通信は7・3%減、私大授業料を中心に教育も15・1%減でした。一方、住宅リフォームを含む住居は12・1%、家具・家事用品は6・7%増、被服・履物は1・7%それぞれ増加しました。

 勤労者世帯の実収入は1世帯当たり47万2047円。実質で2・2%減少し、2カ月連続で前年を下回りました。


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