2017年5月30日(火)
「共謀罪」阻止するぞ
市民500人が国会前行動
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「私たちは諦めないぞ!共謀罪を阻止するまでがんばるぞ!」「私たちもがんばるから野党もがんばれ!」―。参院本会議で「共謀罪」法案の審議が始まる29日昼、共謀罪NO!実行委員会と総がかり行動実行委員会の国会前行動が行われ、約500人(主催者発表)が声を上げました。
総がかり行動実行委員会共同代表の高田健さんが主催者あいさつ。「国会会期残りの20日間、さらにたたかいを強めることによって『共謀罪』法案を廃案にする展望は十分にある。私たち市民が野党4党1会派と結束してたたかいぬきましょう」と呼びかけました。
スピーチした日本出版労連出版研究室室長の橘田源二さんは、「人は本によって豊かな気持ちや内心、考え方をつくる。子どもたちにどのような本をどのような文章でつくったらわかりやすいか、その相談を共謀だと位置づけられたら、まともな本をつくれなくなる。皆さんと一緒に共謀罪に反対、廃案にしていきたい」と語りました。
行動に参加した、杉並区の男性(65)は、「共謀罪が通ったら、政府のすることに反対する運動をしている一般市民が警察に捕まってしまう。戦争法や共謀罪を孫の代に残したくない」と話します。
川崎市の女性(67)は、「参院では徹底審議し『共謀罪』法案を止めてほしい。野党の皆さんにがんばってほしい」と語りました。
日本共産党、民進党、社民党の各議員も発言。日本共産党の畠山和也衆院議員は、「衆議院の議論で共謀罪は憲法違反の法案だとはっきりしました。安倍政権に立ち向かっていく大きなたたかいをつくっていこう」と激励しました。